ペルルノワール

父・ブライアンズタイム
母・キャタラクト
栗東・大久保龍厩舎
通算１９戦４勝

ここ数年、殿福厩舎の屋台骨を支えてくれた不動のエースでした。
ペルルは元々前脚が外向していた関係で1500万という破格値の募集。
もちろん脚部の危険は常に付きまといましたが、秘めたる魅力に惹かれました。

結果として１９戦・準OPの戦歴も脚部を考えたら走ったほうでしょう。
これもひとえに大久保龍厩舎のケアのお陰です。
無事ならOPにも行けたでしょうが、Time upとなりました。

ペルルは「ちょっとだけ運がない」馬でした。
４勝も挙げながら、特別勝ちはなし。
良馬場がベストなのに、結構雨にも降られた。
惜しかったのがデビューとなった阪神競馬、最後の新馬戦。
３着以下は大きく引き離したのに、彼女の前にはもう１頭の芦毛馬。
その馬の名はホワイトメロディー。
後に関東オークス、クイーン賞と重賞２勝を挙げた強豪でした。

主戦騎手は岩田から小鮫、藤岡兄へと移り変わりました。
個人的には藤岡兄がいちばん手が合っていた気がします。
いつもきっちり持ちタイムだけは走る。
スタートも上手く、レースが上手な賢い馬。
ペルルノワールはそんな「優等生」だったかもしれません。

いちばん印象に残っているのが４勝目を上げた阪神の条件戦。
難敵ローズカットダイヤを競り落とし、藤岡兄が鮮やかな抜け出し。
ドンピシャリ!で読みが的中、馬券もド本線で…と思った瞬間
１頭、内から抜け出てローズを差しちゃった…
…12番人気でナベ彦騎乗のエイトサンデー!

ブログ仲間からは、当然「ペルル＆ナベ馬券」ゲット!と思われたらしい
…持ってなかった…し、全然眼中になかった…です

馬連が38650円
ワイド10300円
３連複33610円

ペルルの快勝に喜び、馬券の失態を悲しみ…。
馬券の難しさもペルルは教えてくれました。

今後は故郷の松浦牧場に戻って繁殖生活です。
どんな仔を産んでくれるのか、相手は誰なのか、今から楽しみです。
産駒がローレルで募集されるかはわかりません。
でも追いかけて、応援していくつもりです。

ペルル、ありがとうね。

79065070_60ec5de6327b43b15b5d0d43e0e5e608
タグ ：