昨日届いたウニの会報。
ここに見過ごせない、とんでもない記述が!

金融庁からの指摘により『補償制度』が廃止になるとのこと。
適用自体は次年度の募集馬からとなりますが、これは由々しき事態。
現在、ウニは未出走60%、未勝利の場合は40%の補償付。
それ故、「万が一の時には…」の考えがあったわけです。

会報では金融庁の指摘は『金融商品取引法での補填に該当する』とのこと。
しかもこの『指摘』は全クラブに対してとの記載もありました。
つまり…遅かれ早かれ、全クラブで『補償』制度がなくなることになります。
当然、友駿の「代替馬」制度も無理でしょう。
ローレルが出資馬がなくなった会員へ秘密裏に行った「プレゼント」も不可。
一口出資に対しては、補償なしのハイリスクを伴うことになるのです。

そもそも先物取引等と同じ括り(商品ファンド)にすることが無理な話。
生き物(サラブレッド)を小豆と同じ扱いされちゃなぁ…。

しかし…各クラブの対応はどうするのんでしょう。
「補償廃止」の分、価格が安くなるのは必然ですが、現実問題としてどうか?
また「補償廃止」だけで会員への対応策なしでは、出資しにくくなります。

かつて某クラブで一口16万の馬に出資していました。
このクラブ、現在は別クラブなんですが、当時は「補償なし」でした。
デビュー戦5着後、この馬は調教中骨折、能失で抹消となりました。
手元に帰ったのは保険料とわずかな賞金のみ。
正直、大損害でした。
以来、高額馬には安易に出資しなくなりました。
また「補償割合」が減額されたクラブは淘汰してきました。
それだけの「リスク」を背負って一口は出資しているからです。

今回の制度適用は正直、出資意欲を萎えさせます。
クラブも黙って看過することはないと信じていますが…ね。
とにかく残念です。