◇アプサラー

東京3R　3歳未勝利(牝)　D1600
54石川裕紀人　440(+6)
1:37.8(-0.1)　1/15　

若干反応が遅く、ワンテンポ遅れて発馬し、中団から。
道中は中団馬群の後方につけ、外めの9番手を追走。
3〜4コーナーで外を回って徐々に前との差を詰め、先頭から5馬身後方の8番手で直線に向く。
そこから馬場の外めをしっかりと伸び、残り200m地点で先頭に立つ。
最後は一番人気馬との競り合いになったが、その追撃を振り切り半馬身リードして先頭でゴール。
待望の初勝利を挙げた。

「最後は相手もしぶとく粘っていましたが、よく押し切ってくれました。
走破タイムも上々ですし、好内容のレースができましたね。
今回もスタートはいまひとつでしたが、初戦よりは前めのポジションでレースを進められました。
道中は掛かりそうになりましたが、鞍上がうまく折り合いをつけてくれました。
そこでしっかり脚が溜まりましたね。
直線は良い脚を使ってくれて、ゴール前でもうひと踏ん張りできたのも立派でした。
脚抜きの良い馬場も合っていたのかもしれません。
今日の走りからすると、脚元が固まってくれば、先々は芝も試してみたいですね」
（師）

母のキンナリーはシルクの馬。
脚元が弱く、デビューは３歳の３月。
そこで鬼脚炸裂で３着になるものの、次走は６月でした。
ここでも鬼脚で３着に激走も連戦に耐えられずまた休養。
ラストチャンスの９月は1人気も２着にとどまりタイムアップ。
最終戦の勝馬は500万も勝ちましたから、運もなかった…。

不思議な巡りあわせと縁で初仔はウニでラインナップ。
ただ母がシルク馬だったからか、募集から人気は全くなし（笑）
馬名も「アプサラス」で応募し、採用は「アプサラー」
１文字違ったんだよねぇ〜（苦笑）

デビュー戦はゲートで出遅れ、中団から捲り気味に直線へ。
最後に脚が上がったものの、何とか５着に入線できました。
今回もゲートは少し遅れましたが、中団に位置し無理なく追走。
多少引っ掛かる部分も見られたものの、鞍上が上手にセーブ。
結果、直線で弾け見事１着になりました。

まだ左前に固さがみられるなど、弱い部分もあります。
しっかり固まるまではダート主戦でよいかと思います。
母のキンナリーも芝で走れたと思っているので、師のコメントは心強いですね。
まずはレース後が順調であることが何より大切です。
続戦かどうかはわかりませんが、３歳のこの時期の勝ち上がりです。
先々に楽しみが増えました。

今回の勝利は実に2020年のアドレ以来の勝利です。
久しぶりの勝利を噛みしめております。
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